2009年6月19日
日清紡メカトロニクスは、太陽電池製造工程の課題のひとつとなっている太陽電池セルに発生するクラック(ひび割れ)を検出し、セルの良否を判定するインライン(生産ライン組込み)型のELセル検査装置(製品型式:PVE1200-C)を新たに開発しました。
セルに発生したクラックは、太陽電池の発電効率低下を招きます。セルやモジュール状態で発電効率を測定する装置は広く知られていますが、今回開発した装置は、発電効率低下の原因となるクラックをセルの状態で検査するものです。本装置では、付属の良否判定支援ソフトでクラックの形状・大きさ・量をデータベース化することができるので、品質管理レベルのアップにつながり、生産性の飛躍的な向上に貢献いたします。
インライン型ELセル検査装置は、6月24日から開催されるPV Japan 2009(ブース番号:6A-604)に出展し、販売を開始致します。是非、展示会場でご覧ください。
太陽電池セルのクラックは、発電効率を低下させる大きな原因の一つです。これまで、日清紡メカトロニクスでは、モジュール用のインライン対応型システムをリリースし、日本をはじめ世界のお客様よりご好評を頂いて参りましたが、その中で、インラインで使える太陽電池セルに対応したモデルの開発を望む声をたくさん頂戴して参りました。
PVE1200-Cは、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)現象を利用して、セルに電流を流すことでセル自体を発光させ、クラックが発生している箇所を画像として取り込みます。日清紡独自の良否判定エンジンを搭載し、撮影されたセルの画像データからマイクロクラック等の欠陥を抽出し、良否を自動判定することが可能です。検査に要する時間は、外観検査を含め、1セル当たりわずか3秒の高速検査を実現し、1時間当たりの処理枚数は実に1192枚を達成しています。
日清紡メカトロニクスは、太陽電池製造工程でのセル,モジュールの状態を把握することで、不良率を徹底的に低減する “ラインの見える化” を推進し、お客様の生産をサポートして参ります。
1. インライン型ELセル検査装置の特長
・太陽電池セル内部のマイクロクラックやフィンガー断線が発生している箇所を可視化。
・日清紡独自のエンジンを搭載し、撮影されたセルの画像データからマイクロクラック等の欠陥を抽出し、良否を自動判定。
・マイクロクラック,フィンガー断線,ダークエリアの3種類の欠陥に対応。
・セル品種毎に検査条件パラメータの設定が可能。
・検査データ(画像,検査条件,ロットNo.など)はハードディスクに保存可能。
2. PVJapan 2009の概要
・会 期:2009年6月24日(水) ~ 26日(金) 10:00~17:00
・会 場:幕張メッセ 4, 5, 6ホール
・当社小間:6A-604
・当社展示:インライン型ELセル検査装置、小型ラミネータPVL0202S